Death

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有栖川貴姫

Author:有栖川貴姫

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小説ログ  4
臨静パロです


設定
臨也⇒自殺志願者の入院患者
静雄⇒臨也の主治医

精神系が濃い話です
駄目な方は今すぐバックです
本文は追記から!!!!

















「平和島先生!!またあの患者が…!!」

診察室でカルテを見てると、看護師が息を切らして飛び込んできた。
またか。そう思いながら静雄は白衣を翻し、病棟へと向かった。
この病院の一番奥にある隔離病棟。そこのさらに奥にある隔離病室。そこに問題の患者はいる。

『折原臨也』

生まれつきもった他の人間とは違う垢の目を彼は持っていた。
人というのは自分と異なる人間に対して、どこまでも冷酷になれる。折原臨也は周囲から忌み嫌われ、結果的に精神を病み、この病院へとやってきた。
始めて診察した時の臨也は、『人間が怖い』『誰も信じない』『自分は誰にも必要とされていないんだ』という気持ちで埋め尽くされていた。
そして、左手首から腕にかけての大量の自傷行為の痕。
彼は他にもODなどで何度も緊急搬送されてきていた。
親御さんも彼を見切りをつけたように、先日の搬送の際、まるで押し付けるかのように入院させるよう申し出てきたのだ。
しかし本人は願となしに拒絶をした。だが病状はあきらかだったため、強制入院という形をとることとなったのだ。


精神科の病棟は入院の際、持ち物を全てチェックされる。
自傷行為、自殺に使えそうなものは全て病棟内に持ち込むことは禁じられている。
しかし臨也はこの病棟の、しかも隔離病室にいるも関わらず、何かしらで自分の身体を傷つける。
前に一度、一体何処に隠し持っていたのか、剃刀で身体を傷つけ、白い病室を血で染めて騒ぎを起こしていた。今回は何をやらかしたんだ。静雄は毒つきながら、臨也の病室へと向かった。


――――――
――――
――

隔離病室のパスワードを入力し、扉を開ける。
足を踏み入れた途端、静雄は絶句した。
病室には壁を大量の疵、そして血痕などで埋め尽くされていた。
看護師の話しによるといきなり暴れだして壁に当たりだしたらしい。自らの手を、傷つけるほどに。
視線を巡らせれば、部屋の隅に臨也は蹲っていた。

「折、原」

声をかければ、臨也はゆっくりと顔を上げた。

「嗚呼、シズちゃんか…」

臨也は静雄の姿を確認すると微笑んだ。その笑みはとても痛々しいものだった。
静雄は黙って臨也の手を取り、傷を見た。一体どれだけのことをしたらこんなに傷がつくのだ。

(こんな患者、本当に初めてだぜ)

静雄はそう思いながら白衣の胸ポケットから携帯を取り出し、看護師に処置道具を持ってくるように連絡しようとした。が、臨也によって携帯は病室の床に弾き飛ばされる。カシャンと音をたてて、携帯は本体とバッテリーがバラバラになった。

「折は…「誰も呼ばないでよ」

そう言うと臨也は静雄を床に押し倒した。

「オレ、もう何もいらないんだ。必要ないんだ。オレ自身の存在も。だから早く死にたい」

静雄を押し倒したまま、臨也はポツポツと呟いた。
静雄は黙ってそれを聞く。下手に刺激すれば、また暴れだすかもしれないと思っているから。

「誰にも忌嫌われ、親にも見放された。そんなオレはやっぱり存在しちゃいけない。そう考えていた。なのにシズちゃん、君だけは違った」

臨也は静雄の胸に顔を埋めた。
静雄は臨也の言葉に少し目を丸くした。

「オレの目を見ても怖がらなかった。今まで誰もオレの目を見て話をしてくれたことなかったのに、シズちゃんだけはちゃんとオレの目を見て、親身になって話を聞いてくれた。他の医者にも話を聞いてもらったけどあいつ等は屑だ。オレを否定するようなことばかり並べ立てて。だから、オレにはシズちゃんだけだった」

臨也は顔を上げて静雄を見た。

「折原…」
「ねぇ、シズちゃん。一緒に死んでよ。オレシズちゃんがいてくれたらもう何もイラナイ」

そう言うと臨也は静雄の首に手を回し、力を込めた。静雄は顔を歪めたが、拒絶することなく、好きなようにさせた。
医者として、それが果たしてこうすることがあっているのか、間違っているのかわからない。だが、ここで彼を拒絶したらきっと彼は本当に壊れてしまうだろう。だけど――…

「お前は本当にそれでいいのか?」
「…シズちゃん?」
「オレを殺して、お前も死んで、それで何になるんだよ」

首を絞められ、脳に酸素が行き渡らない。軽く耳鳴りもしている。脳細胞が爆ぜる音が聞こえてる気がするが、そんなの気に止めることではない。

「オレと一緒に生きる。そういう選択肢は、お前にはねぇのかよ…」
「え…?」

臨也の首を絞める力が弱まった。
好機と捕えた静雄は起き上がり、臨也を抱きしめた。

「他の人間がどう言ってるかわかってる。だけど、だからといってお前の存在は間違いなく此処にある。オレが其れを認めている。それじゃ駄目なのか?」

医者として、患者にこんなに感情移入することは本当はよくない。わかっている。
だが、ここで付き離したら、臨也は間違いなく死を選ぶ。誰も信じないまま――…
間違いなく、静雄は診察していくうちに臨也に対して、医者と患者以上の感情を持っていたのかもしれない。

「全部受け止めてやる。だから、死ぬとか言うな。どれだけ時間掛ってもいい。だから、少しずつ、オレと直していこうぜ…?」

そう言うと、臨也は嗚咽を漏らしながら静雄の胸に顔を埋めた。

「馬鹿だよ…シズちゃん、シズちゃんは…大馬鹿…だ。患者に…そんなこと言うだなん…て。だけど…そう言ってくれる…なら…オレの気持ちも…言って…いい…?」
「折原…?」
「オレも…シズちゃんと生き…たい…」

そう言いながら臨也は静雄の唇に自身の其れを重ねた。
一瞬目を見開いたが、静雄は其れを拒絶することなく受け止めた。
そしてまた床に倒される身体。次第に互いを求め合うように貪るキス。
この病室が2人の世界だとでもいうように。身体を重ね合わせていった。

「シズちゃん、シズちゃん、オレだけを見て」

静雄を抱く中、臨也は切ない声でそれだけを言っていた。



―――――――
―――――
―――


事後。2人でベッドで横になり、色々感情を曝け出して疲れたのか、臨也は静かに眠っている。静雄は身なりを整え、息をついた。


精神病というものは『完全完治』という言葉はないと静雄は思っている。
だがコイツはもう大丈夫だと思う。自分を受け入れてくれる存在を漸く見つけたのだから。

「死ぬまで、一緒にいてやるよ」

この先何があっても、自分はコイツを見捨てたりしない。静雄はそう心に誓った。






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唐突に書きだしたはいいが設定に色々悩まされて途中放棄したくなた物です←
臨静というより臨静臨な気がする^P^^P^
オチが迷子になってますねわかります(正解)
しかしパロ楽しいパロ美味しいです(キリッ)
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